ffmpegのプリセットと最適化

  備忘録
【注意】
この記事は過去に別サイトで執筆したものを再掲載したものです。
内容が古くなっていて現在では適用できない場合や、もっと良い方法が出来ている場合があります。
 

出力する動画の品質を簡単に設定する方法として、プリセットがある。
動画のタイプによって最適化方法も指定すると、なお良さげ。

プリセット

-preset [ultrafast, superfast, veryfast, faster, fast, medium, slow, slower, veryslow, placebo]

デフォルトは medium
プリセット値は処理時間を表している。
品質固定のオプションと併用すれば、出来上がるファイルサイズで調整(時間をかけるほどサイズ小)される。
ビットレート固定のオプションと併用すれば、品質で調整(時間をかけるほど高品質)される。

最適化

-tune [film, animation, grain, stillimage, fastdecode, zerolatency]

動画の傾向を指定することで、最適化のタイプを指定する。
filmは実写の動画向け、animationはアニメ向け。

grainはざらざらが残るような古い映画などをエンコードする際に使われる。
stillimageは、スライドショーなど、動きのほとんどない場合に使う。
fastdecodeは一部処理を簡略化してデコードの際の負荷を減らす。代わりに画質は落ちる。
モバイル機器など、貧弱な環境向けにエンコードしたい場合に使う。
zerolatencyは再生の際のレイテンシを減らしたい場合に使う。頭出しは速くなるが、ファイルサイズは少し増加する。

複数のオプションを両方指定したい場合は、カンマで区切って指定する。

ffmpegの使い方:tech.ckme.co.jp

http://tech.ckme.co.jp/ffmpeg.shtml

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