マルチトラックなDVDを変換する

  備忘録
【注意】
この記事は過去に別サイトで執筆したものを再掲載したものです。
内容が古くなっていて現在では適用できない場合や、もっと良い方法が出来ている場合があります。
 

吹替版の音声なんかがマルチトラックで格納されている。
これを変換する動画にも反映させたい。

まずはファイルに含まれているストリームを確認する。

$ ffmpeg -i sample.vob

    Stream #0:0[0x1e0]: Video: mpeg2video (Main), yuv420p(tv), 720x480 [SAR 32:27 DAR 16:9], max. 9800 kb/s, 29.97 fps, 29.97 tbr, 90k tbn, 59.94 tbc
    Stream #0:1[0x80]: Audio: ac3, 48000 Hz, 5.1(side), fltp, 448 kb/s
    Stream #0:2[0x89]: Audio: dts (DTS), 48000 Hz, 5.1(side), fltp, 1536 kb/s
    Stream #0:3[0x82]: Audio: ac3, 48000 Hz, 5.1(side), fltp, 448 kb/s

いっぱい情報が表示されるが、最後の方のStream #…という行に注目。

上記のサンプルだと、0番めに動画データ、1~3番は音声データのようだ。

-mapオプションを使って、どのストリームを出力先に加えるかを指定する。
例えば、音声データ1がオリジナル音声、音声データ3が吹替版音声で、変換した動画は吹替版を主音声にしたい場合、次のようにする。

$ ffmpeg -i sample.mp4 -map 0:0 -map 0:3 -map 0:1 output.mp4

含めたい動画データ、音声データを-mapオプションにて指定するイメージ。

-map n:m のnは、何番めの入力ファイルかを示す。0なら1つめ、1なら2つめのファイルを意味する。
mは、そのファイルの何番めデータがを指す。こちらもゼロスタート。

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