FreeCAD v1.0 でなんか書く (3)

  FreeCAD

構成する部品が一通り準備できたのでFreeCADのV1.0で標準で同梱されるようになった Assemblyワークベンチを使って組み立ててみたいと思います。

  • 新規作成、「ディスプレイシェルフ.FCStd」でファイルを保存。
  • Assemblyワークベンチに切り替える。
  • アセンブリ作成ボタン押下、さらにコンポーネント挿入ボタン押下する。
  • ファイルを開き、先ほど作成した部品コンポーネントを開く。
  • そしてまず、基準となる部品のボディを挿入する。
  • 最初の部品を挿入すると基準パーツにするかを問うダイアログが出てくるので、Yesボタン押下する。
  • 引き続き、棚板を1枚挿入する。
  • 側板は基準となるパーツなのでカギマークが中心に描かれている。(非表示も可能)
  • 棚板は側板に埋まった状態になる。
  • ツリー状には挿入したパーツのラベル名が表示されるので、必要に応じて分かりやすく変更する。
  • ツリーから棚板を選ぶと移動・回転するためのXYZ軸の矢印が出てくる。(ギズモ、と呼ぶらしい?)
  • まずはこの矢印を使っておおよその位置関係に移動する。
  • 組立は様々なジョイントを使用する。
  • まず側板に対して棚板が上下にスライドして高さ調整するイメージで、接する辺をそれぞれ選択した状態とする。
  • スライダージョイントを作成ボタンを押下する。
  • 2つの辺とスライダーという情報だけでジョイントが作成される。
  • タスクにて、回転角度やオフセット値を変更して希望の位置関係に修正する。
    ここでは回転=-90°とする。
  • OKを押してジョイント完了。
  • 棚板をドラッグして上下に動かせる状態となる。
  • 最小長さ=最大長さ、にすると固定状態となる。
  • 棚の高さは組み立て後に調整することにして、同じように棚板を追加していく。
  • 反対側の側板を追加する。
  • 側板のジョイント方法1
    • 側板_右と側板_左を固定ジョイント、オフセットを棚板の長さ700mmで固定する。
  • 側板のジョイント方法2
    • 棚板とスライダージョイント。距離ジョイントで側板の左右で高さが一致するようにする。
  • 後者であれば側板の長さが変わったときに対応できそう。前者であっても変数を使っておけば対応できそう。
  • ここでは前者の方法(固定ジョイント)を採用。
  • 側板の内側の面をそれぞれ選択して、固定ジョイントを押下する。
  • 選択した面同士がピタっとくっつくので、オフセット値を調整する。

棚の全貌が見えてきました。次はL字取付金具を付けていきます。

取付金具は木材の面に接することを条件に固定していきます。

  • らくらく取付L字金具を1つ追加する。
  • 組み立て方の画像のように向きと位置を合わせる。
  • 代替の位置が決まったら、作業しやすいように「側板_左」を非表示にする。
  • 「側板_左」と接する棚板の側面と、取付金具の面を選択する。
  • 距離ジョイント(距離0mm)を押下する。
  • だいたい望んだとおりに配置されないので、落ち着いて向きを調整する。
  • 取付金具の方のオフセットを調整するので、Offset2のボタンを押下する。
  • 取付金具に表示されているギズモを見て調整していく。
  • 今回の場合は向きは問題ないので位置調整を行う。
    • 赤のX軸の方向で手前に移動。
    • 緑のY軸の方向で下へ移動。
  • 次は棚板の底面と取付金具の面を選択する。
  • 同じように距離ジョイント(距離0mm)。
  • 側板との距離ジョイントを保持しつつ、棚板の底面とピタリとくっついた。
  • 思惑通りになったので今回は調整は不要。
  • さらに棚板の前面と取付金具の面を選択し、同様に距離ジョイント(0mm)。

こちらも棚板の前面にピッタリくっつきました。ここで「側板_左」を表示状態に戻してみると、いい感じに組みあがっていることが分かります。

取付金具は棚板に固定されているので、棚板をドラッグして上下させると、取付金具も一緒に動くことが確認できますよ。

  • あとは側板の左右、棚板の分だけ取付金具を挿入&固定していく。
  • 完成形に近づいてきた。

上部にアジャスターを装着します。

  • 2×4材用アジャスターを追加。
  • 移動して「側板_右」の上部に配置する。
  • 側板の上面と、アジャスターの面を選択して固定ジョイント。
  • 2×4材用アジャスター、側板、それぞれ作図したときに原点=中心になるようにしたので固定ジョイントだけでいい感じの場所に固定された。
  • ハイグリップアジャスターを追加。
  • 移動して「2×4材用アジャスター_右」の上部に配置する。
  • ハイグリップアジャスターの軸と、2×4材用アジャスターのナット穴の円筒を選択する。
  • 円筒ジョイントを押下する。
  • ネジ穴にハイグリップアジャスターがスポッと固定されればOK。
  • ハイグリップアジャスターをドラッグして上下すると、ネジが回転しながら上下する。すごい!
  • 左側の側板についても同じようにアジャスターを固定する。

これで一通り組み上げることができました。ツリーはこんな感じになりました。

私なりに調べて試して何とか形になりましたが、正直これが正解なのか分かりません。。参考になりましたら幸いです。

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