AppEngineでサイトを公開してから1か月近く経過したころ、10円くらい料金が発生しているのに気づきました。無料枠にすべて収まる想定だったので完全に想定外です。
明細を見ると、Artifact Registry Storage/Artifact Registry で料金が発生していました。
どうゆこと?
App Engineのコンテナイメージのデプロイに Artifact Registry が使用されるとのこと。そして料金は、
料金 | Artifact Registry | Google Cloud

0.5GBを超えると、1GBごとに約$0.10/月≒15円/月ほど発生します。
初めのころは特にデプロイを試行錯誤していたので、古いコンテナイメージが消されずに残ることで無料枠を超えて課金となったようです
対策
Artifact Registry にはクリーンアップポリシーという条件に合ったイメージを自動で削除してくれる機能がありますので、これを利用することにしました。
稼働中のアプリケーションのイメージは再起動やスケーリングの際に必要になるので削除してはダメなので、最新イメージを保持、それ以外は消していくルールにします。
Artifact Registry > レポジトリ > gae-standard でレポジトリの編集をクリック、そして設定一覧の中に「クリーンアップポリシーを追加」というボタンを押下します。
保持ルール作成
最新イメージには latestタグが付けられているので保持ルールの条件にします。
削除ルール作成
それ以外のイメージを削除するルールを登録します。今回は1日経過したものを対象としてみました。(入力時は 1d としましたが開きなおすと 86400s になっていました)

クリーンアップポリシーは設定してから実際に実行されるまで、数時間から1日くらいかかるとのことです。しばらく経ってから意図通りイメージが削除されているか確認しましょう。